今年も残り僅かとなりました。東日本大震災をはじめ、政治・経済・世相も重苦しい雰囲気の1年だったように思います。被災者のみならず、心の置き所の定まらない人も多いのではないでしょうか? こうした中で、昨年に引き続き再度経営研究会において「六つの精進」(稲盛和夫著)を取り上げてみました。参加者は2度目ということもあり少数でしたが、久しぶりに心が洗われる思いでした。内容の要約は以下の通りです。
1.誰にも負けない努力をする
すばらしい人生を生きるにせよ、すばらしい企業経営をするにせよ、誰にも負けない努力をするこ と、一生懸命に働くことが必要です。このことを除いては、企業経営の成功も人生の成功もありえ ないのです。
2. 謙虚にして驕らず
成功する人とは、内に燃えるような情熱や闘争心、闘魂をもっていても、実は謙虚で控えめな人な のです。
3. 反省のある毎日を送る
自分の悪い心、自我を抑え、自分がもっている良い心を心の中に芽生えさせていく作業が、「反省 をする」ということなのです。
4. 生きていることに感謝する
生きていること、いや、生かされていることに感謝し、幸せを感じる心によって、人生を豊かで潤いの あるすばらしいものに変えていくことができると、私は信じています。
5. 善行、利他行を積む
利他行、つまり親切な思いやりの心、慈悲の心で人にやさしく接することは、たいへん大切なことです。必ず、あなたにすばらしい幸運をもたらしてくれるからです。
6. 感性的な悩みをしない
すんだことに対して深い反省はしても、感情や感性のレベルで心労を重ねてはなりません。理性で物事を考え、新たな思いと新たな行動に、ただちに移るべきです。
私が特に好きな部分は、「感性的な悩みをしない」です。人は済んでしまって今更どうにもならないことを引きずりがちです。そんなことでグズグズするよりこれから先のことを考えた方が、よほどマシだと思います。
サンマーク出版よりDVD付(2,200円+税)で発行されています。DVDを再生し画面で見るだけでも良いし、本と併せながらでも良いですので気軽に取り組めます。
きっと、人生・仕事のうえで心の支えになると思います。
(断っておきますが、私はサンマーク出版の営業ではありません・・・・・)
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